住まいづくりガイド

Housing Guide

STEP.4 工事/監理

住まいづくりの施工者を決定し、工事を行います。

工事を行うにあたって、建築家は建築主に施工業者選びのアドバイスをします。また工事が始まれば、建築主に代わって適正な工事が行われているかを監理し報告します。工事が完成したときは三者が立ち会い、建築家は建築主に業務が完了したことを書類で報告し、承諾を得ます。

01.施行業者の候補を選定し、見積もりを依頼

建築家は、施工者選定方針への助言をするとともに、見積もりの要項を作成します。複数の施工者から見積もりを取るのが一般的です。

02.施工業者を決定し、工事請負契約を結ぶ

建築家は、設計図書をもとに使用材料とその数量や単価、また工程などさまざまな点から見積書を検討します。

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建築家からの見積もり内容の報告を受け、建築主が最終的には施工者を決定します。決定すれば、施工者が作成した工事契約書で建築家の立ち会いのもと、契約を結びます。契約書は「民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款」が代表的なものとなっています。

03.工事監理および工事と設計図との照合

工事の進め方が適正かどうか、建築家がチェックを行います。また、地盤・基礎・土台・骨組み・屋根・外壁・断熱・気密・設備などが設計図書にもとづき適切な仕様・工法・材料で施工されているかについても、施工図や現場で確認し、不適切な場合は修正の指示を行います。

04.各種手続き

建築家は建築主の代理人として中間および完了検査の立ち合い、工事完成の確認、建物の引き渡しの立ち合い、工事費支払いの承認、監理業務完了手続きを行います。

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