PROFILE 建築家プロフィール

山中 恵子

山中 恵子

Keiko  Yamanaka

所属
山中恵子建築設計室
所在地
〒631-0004 奈良市登美ヶ丘5-13-2
TEL
0742-47-1877
FAX
0742-47-1877
Mail
arc-ya.keiko@r7.dion.ne.jp
HP
http://www.geocities.jp/arcyamanaka/
経歴
1949年      大阪市生まれ
1968年      大阪府立大手前高等学校卒業
1972年      大阪市立大学住居学科卒業
1972-1976年  (株)大林組本店設計部勤務
1976-1977年  ロンドン滞在
1978-1984年  (株)遠藤剛生建築設計事務所勤務
1985年       山中恵子建築設計室開設

W0RKS 実績紹介

羽曳が丘の家

この敷地は住宅地の南端にあり、道路の反対側は豊かな自然が広がる緑地に接する南斜面になっています。この斜面を生かして、道路からは2階建てですが、南側は地階を含めて3層となっていて、どこからも自然と一体になった庭と眺望を楽しむことができるように計画しています。
住宅地にありながら、一歩家に足を踏み入れれば別荘に来ているような感覚になります。シンボルツリーとして残した敷地正面にあるセンダンの木は四季折々の自然を楽しませてくれます。春には新緑が美しく、夏には日差しを遮り、秋にはたくさんの実を付けて小鳥たちが集まってきます。休日には友人達を迎え、バーベキューや庭の散策など、自然と触れ合いながら交流を深める場となっています。

西ノ京の家

この敷地は薬師寺や唐招提寺のすぐ近くで、周囲には田んぼが残るのどかな住宅地にあり、2階の窓からは若草山の山焼きを楽しむことが出来る。
子供達が独立して家を離れ、二人だけとなった親夫婦は、今はまだ若いが、将来年をとった時には娘一家と一緒なら安心だと考えていた。また、娘一家は手狭なマンションから一戸建ての家に移り住みたいが、夫婦ともに仕事を持っているので、子供を見てもらえる親の近くが都合良いと思っていた。それで、親夫婦が家を建て替えるに当たり、大阪に住む娘一家と二世帯住宅を建築することになった。
一階が親世帯、2階が子世帯の住まいになっている。玄関、台所、水廻りを始め、住まいは完全に別々になっているが、内部階段を通じてお互いに行き来できる。敷地は角地で南と西が道路に接しているので、アプローチも完全に分かれている。親世帯の玄関は南側の門の正面にあり、子世帯の玄関は西側の門を入って建物の北側にある外部階段を上がった2階にある。一階には庭があり、2階には屋上テラスがあって、どちらもそれぞれの外部空間が楽しめる。一階は和室中心の落ち着いた住まい。2階は屋根勾配を利用した斜め天井で、ロフトと屋上テラスが一体となり広々とした空間になっていて、家事をしながら子供の動きを見渡すことができる。
親世帯と子世帯、お互いに干渉されずに生活を送ることができ、それでいて必要な時はすぐに行き来できるという良い関係が保たれている。

橋波東之町の家

「木曽桧で家を建てたい」との要望により、構造材はじめ仕上げ材、木製建具に至るまで、産地直送の木曽桧材をふんだんに使用して造った家。

MESSAGE メッセージ

住まいは住み手が生活を展開する場であり、多様な生活の変化に対応し快適に過ごせるように計画せねばなりません。機能的であると同時に精神的な豊かさを与えることも重要です。自然素材を使った単純で素朴な住まいは安らぎを与え、長い年月が経過するにつれて、味わいを深め、豊かな生活を演出することが出来ます。

MASTERPIECE 代表作

1986年  学園前の家(自邸)
1990年  Kマンション / Yクリニック
1999年  阿倍野区の家 / 舞子台の家
2000年  田原本町の家
2001年  板倉の家
2002年  西ノ京の家 / 板倉の家Ⅱ
2004年  下市町の家
2011年  菩提山町の家
2012年  羽曳が丘の家
2015年  橋波東之町の家