PROFILE 建築家プロフィール

谷口 美樹子

谷口 美樹子

Mikiko Taniguchi

所属
谷口建築設計室
所在地
〒541-0053 大阪市中央区本町4-4-5ナカノビル203 
TEL
06-6251-7895
FAX
06-69251-7894
Mail
m-tan@m7.dion.ne.jp
HP
http://www.geocities.jp/taniguchi_mikiko/
ブログ
http://mikikotaniguchi.tumblr.com/
経歴
1952年 大阪市生まれ
1970年 府立大手前高校卒業
1975年 大阪市立大学生活科学部住居学科卒業
    (株)浦辺設計入社
1976年 アトリエトリフォイル入所
1982年 谷口建築設計室開設
1991~13年 大阪ガスインテリアスクール講師
1996~03年 大阪市立大学生活科学部非常勤講師
2005年~ 帝塚山大学非常勤講師

W0RKS 実績紹介

津雲台の家

敷地は、低層住宅の広がる高台の一角にある。施主である御夫妻は、倉庫として使われていたRC平屋建ての建物を住空間としてリフォームすることを望まれた。それはこの地域が開発された初期に分譲され、現在も周辺に数戸残る本建物を、街並みとして後世に継承したいと言う思いからである。アトリエ、書斎からなる離れをなるべく小さく新築し、中庭を取り囲むように配置することで、落ち着きのある心地良い住環境の形成を目指した。また建物の素材や色調は既存の環境と呼応させるべく、施主と設計者との対話の中で必要最低限に限定し選ばれた。結果として落ち着きある街並みの中にあって凛として佇むその姿は、この地域にとって次の時代の一歩として踏み出させる存在になれたのではと思っている。

撮影:河合止揚

浜寺公園の家

この家のある一体は、海に近く古くからの街並みが残る閑静な住宅地である。南側の道路からアプローチする敷地は、東西両隣には2階建ての住宅、北側には実生の森が広がる緑豊かな環境であった。若い御夫妻の間には2人の子ども達がおられ、日々育児におわれながらも穏やかなリズムで生活されている姿が印象的であった。生活の多くを1階で完結させたいとのご要望から、子供部屋と納戸を2階に残しその他はすべて1階に計画した。東西方向に細長い敷地形状を利用し、LDや和室、キッチンといった諸室を建物の北側と南側に連続するように配置することで、あたたかい南側からの日差しと北側に広がる緑を、どこからでも一体的に感じられるような空間を目指した。街並みの歴史に溶け込みながら、心地良く豊かな生活の出来る家となることを願っている。

撮影:河合止揚

寝屋川の家

敷地は、小規模なマンションや3階建ての戸建てが立ち並ぶ市街地に、新たに分譲された4区画の一つで、西側には3階建ての賃貸マンションがあり、東隣地にも2階建ての住宅の建設が予定されている。ご家族は、共働きのご夫妻とまだ小さい3人の子ども達。仕事と家事、育児と忙しい中、何気なくゆったりと子ども達との暮らしを楽しんでおられる。建てこんだ周辺環境から、メインのフロアを2階とした。陽当たりの良い南にゆったりとしたLDKを設け、北側にはロフトを含め将来3つに仕切ることのできる子ども部屋兼、母子の寝室がある。LDKと子ども部屋の間には、1Fの玄関土間とつながる階段とパティオを配置した。パティオは子ども達の遊び場でもあり、ハンモックを吊ってのんびり過ごしたり、外での食事が楽しめる居心地のよい場となっている。いろいろな所に設けられた造り付けの収納は、効率よく,暮らしを美しく整えられるようにご夫妻が考え抜かれたものである。外からも、遊ぶ子ども達の楽しげな声が聞こえてくる。3人の成長を支え、見守っていく家であってほしいと思っている。

MESSAGE メッセージ

「住まいを作る」

色々な偶然で出会って、その人の家を設計する。

私が設計をして家が完成し、そのご家族が大切に住み続けてくださることは、設計者にとって、とても嬉しいことです。
さらに何にもまして嬉しいのは、人と出会い、設計を通じて共感しあえることです。

設計と現場。工務店や多くの人たちの協力で、「たった一つの家」ができていく。
二人として同じ人がいないように、同じ家は二つとしてありません。

その場所にその人。その家族のための「たったひとつの家」しかない。
そう、いつも感じています。そして、そんな大切な「時」に居合わせることが出来ることを幸せに思います。