PROFILE 建築家プロフィール

大江 一夫

大江 一夫

Kazuo Oe

所属
マニエラ建築設計事務所
所在地
〒662-0067 西宮市深谷町11-14
TEL
0798-71-2802
Mail
maniera@maniera.co.jp
HP
http://www.maniera.co.jp/
経歴
1948年 神戸市生まれ
1980年 マ二エラ建築設計事務所 設立

W0RKS 実績紹介

観竹荘

外観は竹林のもつ和の風情や自然のうつろいが背景となじむ様,外壁を板貼りとしその表情を醸しだしている.外観は竹林のもつ和の風情や自然のうつろいが背景となじむ様,外壁を板貼りとしその表情を醸しだしている.庇と格子状手摺を配し,採光通風を得つつ,道路からの視線を制御する陰影ゾーンをつくっている.さらに趣きある樹木は人をやさしく迎え,全体に深みのある和の佇まいをつくり出した.
内部は2世帯住宅となっており,1階は主に祖父母の居住スペースとなっている.中央には南から中庭・和室LDK・竹林へと連続し,和室は床の間・床脇・仏間を配した,行の構えとし,書院風の設えとしている.北・東面は積極的に開口を設け,庭と奥に広がる竹林を楽しめる.2階はご夫婦家族のスペースとなっている.こちらも日差しの入る深い軒のデッキからK・D・Lが連続しており,視線が北側竹林への向かい,南北を開放し陰と陽の場を生活の中で体験する.また,将来的な変化も考え,主寝室近くにDK・浴室2・洗面室2・WC2家事室を設け,見守りやすい室計画としている.地下1階は竹林の高低差を利用して,ガレージとご家族の趣味であるシアタールームを配し,本格的な石井式シアタールームとした.その室の高窓からは北側の竹林も楽しめ,まるで劇場にいるかのようだ.

ウォーターデッキのある家

敷地内には樹齢何百年にもなる松の木があり、家を被い尽くすように聳えたっていた。松は長寿を表す縁起のよい木とされている事からこの松の木を生かすべく計画をスタートさせた。東側には道路を挟んでマンションがある為、視線を考慮し松の木がある西側に対し大きく開口を儲けた。玄関へのアプローチは松の木まで目線が通るように計画し、玄関扉も2層に渡る大開口とした。西側は急な傾斜地になっている為土留めを兼ね壁を配置、この壁を利用し中央にテラスも設けることで周辺からの視線を気にする事なく映画を楽しんだりバーベキューを楽しんだりといったプライベート空間を誕生させた。テラスを囲むようにリビング・ダイニング・キッチン・スタディールーム・2階のフリースペースを設置。一体空間でありながらそれぞれの空間が特徴を持ち曖昧な関係で繋がっている。何処にいても家族の存在を感じることができ仲の良いご家族にとっては心地よい距離感である。エントランス、スタディールームは2層にわたる吹抜けとしダイナミックな空間を演出、それ以外は水平に広がる落ち着いた空間を演出した。動線である視線の先には水や緑といった外部環境を望めるように計画し、毎日の生活に自然の豊かさを感じられるものとした。

ESPACE HOUSE

外観は石貼りの棟・格子・白い大きな壁面で構成し、植栽の緑が全体のボリュームを和らげ街並にとけこんでいる。アプローチはガレージを周り込む様に長く設け、玄関まで植栽を楽しむ事ができる。玄関ホールには土間を挟んで離れ的な和室を設けており、間仕切りの障子を外すと玄関ホールと一体的な空間となる。また、客が訪れても居間と離れているので気兼ねなく居心地のいい配置にしている。
リビング・ダイニングは37畳の大空間でリビングには吹抜けがあり、軽やかな片持ち階段でスタディーコーナーへと繋がっており、常に家族の気配が感じられるようになっている。ダイニングの西側には大開口を設け、その先のテラスでは、植栽越しに見える池と木々は借景となる。リビングから池へと繋がる軸線は視線と風の軸線でもある。キッチンはリビングから離し、浴室・洗面・ユーティリティースペースとの家事動線を短くし、使い勝手が良く西側へは大きな開口を設け、眺めの良い場所となっている。2階の主寝室には西側に大きな開口とデッキがあり、そこからの眺めは良く、プライベート感のあるスペースである。外部と内部空間との繋がり、内部空間同士の繋がりなど、空間的繋がりが家族の繋がりと同調していく。

MESSAGE メッセージ

ものがある
ものはさまざまな“意味”を持ちます。
ある人には意味のあるものが、他の人にはそうでなく、またある時には意味のあるものが、他の時には意味がない。
しかし、それは人の要求を基準とした“意味”だと言えるでしょう。
私たちが求めているのは、もの自体を基準としたときに生まれてくる““意味”。
建築・インテリア・ランドスケープを通し、景観の良い散策をしたくなるような街並みを、
人の心になじめ、またときめきを感じられるインテリアを・・・。
<もの・いみ・ひと>の関係を考え、目に見え、肌にふれるものを持つことを大切に、
こだわりなく、しかもこだわりをもち、現代の暮らしを提供してまいります。

MASTERPIEACE 代表作

LIAISON HOUSE